神奈川県聴覚障がい児等手話言語獲得支援事業 「しゅわまる」

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朝日新聞・読売新聞に掲載されました!

ー以下、朝日新聞記事からー
聴覚に障害のある乳幼児と障害のない保護者が、手話を使えるようになるための支援事業が動き出した。初回の催しに参加した子どもたちは、手や指の動きに加え、目の動きや顔の表情も合わせた「言語」に触れ、笑顔がはじけた。
この事業は、神奈川県が県聴覚障害者連盟に委託した「しゅわまる」。第1回の交流会が7日、横浜市栄区の「あーすぷらざ」で開かれ、聞こえに障害のある就学前の子どもたちや、その家族やきょうだい23人が参加した。会では、アンパンマンのぬいぐるみを使ってリズム遊びをしたり、手話を交えた絵本の読み聞かせをしたりした。
 遊びの中で、声や音を使ったやりとりはしない。運営スタッフの松本大輔さん(39)は手話に加え、眉を動かしたり目を見開いたり体を動かしたりして子どもたちの興味をひく。初めは恥ずかしそうにしていた子どもたちも、次第に身ぶりをまねて楽しんでいた。
 交流会の後半では、保護者向けに悩みや感想を話し合う「手話サロン」を開いた。ほとんどの保護者は、手話に触れる環境が身近になかったという。参加者の一人は「娘をどう育てていくか行き詰まっていたが、この事業をきっかけに寄り添い、聞こえない世界を知って成長していきたい」と話した。
同連盟の河原雅浩理事長は「家族や社会の声を聞いて大きくなるように、聞こえない子も自然に手話を覚え、家族と楽しく会話ができる機会が大事だ。継続して参加してほしい」と話した。次回は来年1月9日の予定。問い合わせは、メール(shuwamaru@gmail.com)か、ファクス(0466・26・5454)で同連盟へ。


https://www.asahi.com/articles/ASNC76V71NC7ULOB005.html